ROLFING流 快適&綺麗ウォーキング |
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Lesson 5 歩く(足・足首)![]() ミュールやサンダルなど、かかとをしっかり固定しないクツを常用している人は要注意です。脱げないように、つま先を持ち上げて歩くのがクセになるからです。また、後ろ足のつま先でしっかり地面をけり出すことができず、パタパタした歩き方になりがちです。 足と足首の柔軟性を回復し、体重移動をスムーズに行えるようにしましょう。しなやかな歩きの基礎は足と足首にあります。 歩くときは、かかとで着地し、重心が足裏の内側を通って親指の付け根に抜けていきます。このとき、足全体が十分にしなって、地面の上を体重が転がるように移動していく感覚を味わってみてください。
足を前に振り出すとき、足のつま先とひざがそろって正面を向いていると、足指や足首、ひざの関節をねじらないので、負担をかけずにすみます。 足首周辺の筋膜は捻挫の後遺症で癒着したり、硬くなってしまっていることがあり、歩き方のバランスが崩れる原因になります。筋膜は全身を覆ってすべてがつながっているため、足首のトラブルが何年も経ってから上半身のトラブルとして表れることもあります。
![]() 足には体重を支えるため、太鼓橋のような3つのアーチ構造(外側・内側・横)があります。このアーチを生み出している筋肉は、下肢(膝から下)から伸びてきて足裏に続く筋肉です。 この筋肉の柔軟性が不足すると、アーチ構造も柔軟性を失って衝撃を吸収できなくなります。足の筋肉だけでなく、下肢の筋肉の柔軟性も大切です。
アーチの中でも、内側のアーチ(土踏まず)は歩くときの重心移動で大切な役割をします。 ロルフィングのトラッキングというテクニックを使って、足の内側に重心があるときの感覚を味わってみましょう(一人でできるようにアレンジしてみました)。
![]() 動物としての人間の特徴は、直立して二本足で歩くことだと言われています。ことばを話したり、手を器用に使えるという特徴は、直立二足歩行が可能になったために、手が自由になり、脳が発達したと考えられます。 二本足で歩けるということを別の視点で言うと、「人間は一本足で立てる動物」(竹内敏晴『思想する「からだ」』より))です。一本足で安定して立てることによって、もう片方の足を地面から離して自由な方向に振り出すことができるのです。 一本足で立つことを可能にしているのが、足裏の3つのアーチ構造です。それぞれのアーチは、足の裏の3点を結ぶ形で長細い三角形を形づくっています。これはカメラの三脚と一緒で、3点支持という極めて安定したバランスの取り方です。 進化の末にこの3つのアーチを手に入れたのは、人間だけです。四本足の動物の場合は、一本の足を地面から離すために、残りの3本の足でこの3点支持を行っています。その典型は馬で、ヒヅメは一本の指を残して退化しています。 形態の進化の視点から見れば、この3つのアーチを活性化しておくということは、人間を人間たらしめる基礎を整えるということだと言えるでしょう。 ▲ もどる ▼ つぎへ
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