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ロルフィングスペース
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代表責任者 扇谷孝太郎

 



Lesson 3 呼吸(腹)


お腹でも呼吸しよう


お腹で呼吸をすると言っても、実際にお腹に空気を入れることはできません。空気が入るのは、あくまでも肺だけです。

胸とお腹の間を仕切っているのは、横隔膜という筋肉です。これが上下することで、肺の容積が変化します。横隔膜が下がると、肺の容積が増えて中の気圧が下がり、空気を吸い込みます。横隔膜が上がると、空気を吐き出します。

横隔膜は、ちょうど「肋骨の籠」の底の部分にあたります。牛で言うと、ハラミの部分ですね。
(^_^)

この横隔膜を十分に引き下げられれば、深い呼吸ができるようになります。そのために活躍するのがお腹や腰の筋肉なのです。不思議なことに、これらの筋肉が働くと、まるでお腹や腰の中に空気が入っていくような感覚を味わえます。

以下のエクササイズで、お腹を使って呼吸するカンジを味わってみましょう。そのとき、肩や胸にチカラを入れて固めないように注意します。


上腹部をうごかす

上腹部、下腹部に分けて試してみます。
STEP 4 お腹で呼吸する(上腹部)
【1】 おへそが、息を吸ったときに前にせり出すのを感じてみましょう。呼吸とともに、お腹が大きく動きます。

【2】 わき腹に軽く手をあてて、息をすったときに左右に膨らむのを感じます。わかりにくいときは、手で軽く押しながら、それを押し返すように息を吸ってみます。

【3】 が息を吸ったときに膨らむのを感じてみます。 少し腰を丸めて、手のひらをぺったり当てておくと、わかりやすいでしょう。わかりにくいときは、手で軽く押しながら、それを押し返すように息を吸ってみます。

※ この場合の「腰」とは、お腹の裏側、一番下の肋骨から骨盤にかけての背中の部分を指します。

ふだん腰を反らせて固めている人は、「こんなところがホントに動くの!?」と思われるかも知れません。しかし、背中をゆるめるためには、とても大切なポイントです。
準備運動3 腰をゆるめる
 注意:腰を痛めている人はやらないでください。

【1】 足を肩幅よりちょっと広めに開いて立ちます。

【2】 ひざを軽く曲げて、ガニ股ぎみに股関節を広げます。

【3】 軽く腰を落します。

【4】 上体を前に倒して二つ折りになり、上体をぶら下げます。

【5】 腰に手を当てて、鼻からお尻の穴に向けて空気を通していくようなつもりで、息を吸います。

【6】 手のひらで腰のうごきを感じてみます。わからなかったら、手のひらで軽く腰を押しながら、それを押し返すように息をしてみます。


下腹部をうごかす

下腹部が動く感覚をつかむのは、ちょっと難しいかも知れません。他の部分が十分に動くのを感じられるようになってから、ゆっくり練習してみてください。
STEP 5 お腹で呼吸する(下腹部)
【1】 恥骨の上のあたりで息をする感じを試してみます。恥骨の数センチ上を軽く押さえ、それを押し返すように息を吸い込みます。息を吐くときには、そこがグーッとへこむように意識してください。何回か続けているうちに、下腹部で呼吸する感じがつかめてきます。

※ 恥骨の見つけ方…おへその下に手を当て、指先で軽く押しながらまっすぐ下に手をすべらせていきます。コリコリ硬いものが見つかったら、それが恥骨です。

【2】 尾てい骨も意識してみます。恥骨上部を膨らませながら、尾てい骨を膨らませるつもりで息をします。このとき、腰を反らせてはいけません。腰はリラックスして、むしろ息を吸うときに伸びるくらいのイメージで行います。

【3】 続いて、脚の付け根(鼠径部)で息をする感じを確かめます。指先でやわらかく左右の脚の付け根を押しながら、それを押し返すように息を吸い込みます。

【4】 恥骨の上、尾てい骨、脚の付け根の全てをつなげて、下腹部全体が一回り大きくなるようなつもりで息を吸ったり吐いたりしてみます。お尻が柔らかく膨らむような感じがするでしょう。
からだの前側だけでなく、呼吸によって背中側も膨らんだりしぼんだりして動くことを感じながら、立ってみましょう。

Lesson2の肩甲骨と肩甲骨の間、ミゾオチの背中側とあわせて、腰や尾てい骨で息をする感じを意識します。

今までより、ラクに落ち着いて立てるようになるでしょう。もし、呼吸が制限されていると感じたら、そこを呼吸に参加させるには、どこをゆるめればいいのか、少しずつ姿勢を微調整して試してみましょう。

コツは、微調整のときに、たっぷり時間をかけて、ゆっくりからだを動かすことです。「1秒に1ミリ」のつもりでやってみます。途中でときどきストップして、目的のところ以外のところ、足の裏や腰や胸などが無意識に緊張してきていないかをチェックします。

どこか一箇所が緩むためには、その他のところが一緒にゆるむ必要がしばしばあります。

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