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ロルフィングスペース
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代表責任者 扇谷孝太郎

 



Lesson 2 呼吸(胸)


呼吸と姿勢は車の両輪


呼吸は、一日の中で最も多く行われる動作です。1分間に10回として一日に14400回も行われています。当然、偏った息の仕方をしていれば、姿勢に影響を与えます。ミゾオチを固めて肩で息をしている人は、背中の柔軟性が徐々に失われていきます。

その一方で、良い姿勢でなければ、十分な呼吸はできません。一般に猫背の人が姿勢を良くすると、それだけで肺活量が30%前後増加すると言われています。

呼吸と姿勢は、車の両輪です。深い呼吸を意識することでリラックスした姿勢が保たれ、同時に、良い姿勢を保つことでより深い呼吸が可能になります。


肋骨の籠(かご)を意識する

以下のエクササイズで、胸を十分に広げていきましょう。肺は左右12対の肋骨に守られています。肋骨の背中側の端は背骨によって、胸側の端は胸骨によって束ねられ、全体は籠(かご)のような形をしています。

籠の底は横隔膜です。胸と腹を区切っている丈夫な筋肉の膜です。この横隔膜が上下することによって、肺が膨らんだりしぼんだりして呼吸が起こります。そして、肺の動きにあわせて肋骨の籠も膨らんだりしぼんだりします。

自分の胸から脇、脇から背中の部分を手の平で触れてみてください。肋骨の籠の形や大きさを味わってみましょう。大きく息を吸うと、籠全体が膨らむのがわかるでしょう。

この籠は、上下・前後・左右に膨らむことができます。多くの人は息を深く吸うとき、前方にばかり胸を膨らまそうとする傾向がありますが、それは間違いです。

背中や脇の下が呼吸に参加できるように、気づきを深めましょう。
準備運動1 背中をゆるめる
【1】 椅子にすわって、両腕を交差させて肩に手を回し、指先で肩甲骨にさわるようにして、上体を抱え込みます。

【2】 そのまま肘を肩の高さまで上げ、肘先で横に8の字を描くように肩を動かします。

【3】 肩甲骨と肩甲骨の間の筋肉が動くのを意識しながら、数分間続けます。

【4】 左右の腕を組み替えて、もう一度行います。

準備運動2 脇の下をゆるめる
【1】 左右に肘を突き出すように腕を曲げ、手のひらを脇の下(胸部の側面)にあてます。

【2】 息を吐きながら、手のひらで左右からゆっくり脇の下を押します。

【3】 息を吐ききったら、左右の手のひらを押し返すようにして、ゆっくり深く息を吸い込みます。

【4】5〜6回続けます。

以下のエクササイズで、この籠が広がったとき、どれだけの空間がからだの中に広がるか確かめてみましょう。

ここでひとつ大切なポイントがあります。呼吸をするときには、まず最初に息を吐くことを意識してください。呼吸を深くしようとすると、息を吸うことばかりに目がいきがちです。しかし、しっかり息を吐ければ、からだは自動的に必要なだけの息を吸ってくれます。この原則を、忘れないようにしてください。

STEP 3 胸全体で呼吸する
【準備】 軽く足を開いて立ち、リラックスします。足の裏全体が柔らかく床に触れているのを感じます。

【1】 息を吸ったときに、が押し上げられるのを感じてみます。肩に連なって、鎖骨が動くのも感じてみます。

【2】 鎖骨と鎖骨の間を意識して、そこのチカラを抜いたとき、ふわっと息が入るのを感じてみます。

【3】 脇の下が、息を吸ったときに左右に広がるの感じてください。

【4】 肩甲骨と肩甲骨の間も、息を吸ったときに広がるか感じてみます。

【5】 ミゾオチその背中側が、息を吸ったときに前後に広がるのを感じて見ます。続いて、左右に広がるのも感じてみます。

【6】 1〜6までの全てのところに空気を入れるつもりで、深呼吸してみます。籠全体が上下・前後・左右に広がるのを意識してみましょう。

Lesson1でやった、腰をリラックスさせ、胸を開いて立つ姿勢が基本です。この姿勢を意識しながら呼吸すると、楽に胸全体に息が入ると思います。

また、肩甲骨と肩甲骨の間や、ミゾオチの背中側に息が入るためには、背中を適度にリラックスさせなければならないので、立ち方をチェックする指標になります。

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